初めに答えを言ってしまえば、
個人の好みの問題です(笑
VDIの世界で、PCoIPかHDXかみたいな
宗教論争していたのに近い気がしています。
念のために、NX、HX、XCを以下に定義しておきます。
NX:Nutanixさんオリジナルブランドの機種。
HW自体は(現在は)Supermicro製のHWを使い、構成されている。
現在は、1k,3k,6k,8kの4シリーズを軸に展開される。
HX:LenovoさんがNutanixのソフトウェアをOEM供給してもらい、
自社のSystem xサーバに組み込んで提供しているもの。
こちらは1k,3k,5k,7kといったオリジナルに似たラインナップで展開されている。
XC:DellEMCさんがNutanixのソフトウェアをOEM供給してもらい、
自社のPowerEdgeサーバに組み込んで提供しているもの。
こちらは400,600,700シリーズで展開。
どれも基本的にはNutanixのソフトウェアを搭載しているので、
仮想環境側から見れば大差がないですが、
HW側やサポート面の違いは意識する必要があります。
HW面でいくと、HXは特にSystem xベースのHWの作りである為、
HWのステータスランプや予兆検知など、
HWの故障に強い仕組みを持っていたりします。
※HX3710はThinkServerベースなので、上記は該当しません
XCはSATA-DOMのリセット用にSDカードに工場出荷時の
情報を持っていて、読み込ませることが可能です。
また、HXやXCでは従来の1U2Uサーバをベースにしているので、
基本的に100V電源で利用可能な点もあります。
※NXも1Uモデルはあります。
その他細かいので記載はしませんが、
搭載できるDISK本数なども異なっている為、
同じ台数でも搭載可能なリソース量は異なったりします。
保守面で言えば、
NXはNutanixさんが独自でHW保守網を展開している一方、
HXやXCは既存のx86サーバをベースにしているので、
既存のサーバ保守網を活用しています。
サポート窓口はNXはNutanixさんのサポート窓口で、一括対応となります。
HXは一時窓口はIBM保守と同じですが、
そこからディスパッチされて、
場合によってNutanixさんの窓口も動くというようなことがあります。
XCはDELLEMCさんの窓口一括対応になりますが、
逆にNutanixさんのサポートは出てこないので、その点が気になります。
こんな感じで、挙げるとキリがありません。
一長一短ある為、自分が提案する時は、
常に要件を見ながら選択をするようにしています。
一長一短ある為、自社でどの観点にこだわるか、
という点は、選択において重要なため、
自社が重要視する要件に優先順位をつけ、
提示することは忘れないでください。
冒頭、好みの問題といったのは、
この優先順位が人・会社によって異なる為です。
優先順位次第でどうとでもいえる為、
最後は好みの問題、ということです。
今回は以上です。
0 件のコメント:
コメントを投稿