2017年3月7日火曜日

NX?HX?XC? どのモデルで #Nutanix を買うのか?

初めに答えを言ってしまえば、

個人の好みの問題です(笑

VDIの世界で、PCoIPかHDXかみたいな

宗教論争していたのに近い気がしています。


念のために、NX、HX、XCを以下に定義しておきます。

NX:Nutanixさんオリジナルブランドの機種。
  HW自体は(現在は)Supermicro製のHWを使い、構成されている。
  現在は、1k,3k,6k,8kの4シリーズを軸に展開される。

HX:LenovoさんがNutanixのソフトウェアをOEM供給してもらい、
  自社のSystem xサーバに組み込んで提供しているもの。
  こちらは1k,3k,5k,7kといったオリジナルに似たラインナップで展開されている。

XC:DellEMCさんがNutanixのソフトウェアをOEM供給してもらい、
  自社のPowerEdgeサーバに組み込んで提供しているもの。
  こちらは400,600,700シリーズで展開。



どれも基本的にはNutanixのソフトウェアを搭載しているので、

仮想環境側から見れば大差がないですが、

HW側やサポート面の違いは意識する必要があります。


HW面でいくと、HXは特にSystem xベースのHWの作りである為、

HWのステータスランプや予兆検知など、

HWの故障に強い仕組みを持っていたりします。

※HX3710はThinkServerベースなので、上記は該当しません

XCはSATA-DOMのリセット用にSDカードに工場出荷時の

情報を持っていて、読み込ませることが可能です。

また、HXやXCでは従来の1U2Uサーバをベースにしているので、

基本的に100V電源で利用可能な点もあります。

※NXも1Uモデルはあります。

その他細かいので記載はしませんが、

搭載できるDISK本数なども異なっている為、

同じ台数でも搭載可能なリソース量は異なったりします。


保守面で言えば、

NXはNutanixさんが独自でHW保守網を展開している一方、

HXやXCは既存のx86サーバをベースにしているので、

既存のサーバ保守網を活用しています。

サポート窓口はNXはNutanixさんのサポート窓口で、一括対応となります。

HXは一時窓口はIBM保守と同じですが、

そこからディスパッチされて、

場合によってNutanixさんの窓口も動くというようなことがあります。

XCはDELLEMCさんの窓口一括対応になりますが、

逆にNutanixさんのサポートは出てこないので、その点が気になります。



こんな感じで、挙げるとキリがありません。

一長一短ある為、自分が提案する時は、

常に要件を見ながら選択をするようにしています。

一長一短ある為、自社でどの観点にこだわるか、

という点は、選択において重要なため、

自社が重要視する要件に優先順位をつけ、

提示することは忘れないでください。

冒頭、好みの問題といったのは、

この優先順位が人・会社によって異なる為です。

優先順位次第でどうとでもいえる為、

最後は好みの問題、ということです。



今回は以上です。

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