2017年2月25日土曜日

HCIをHCIとして使えるかだけ考えて選んだら、面白くない

HCIが少し認知されてきて、

どの製品を選ぶかという話は時々あると思います。

(というか、自分もそんな記事書きましたが)


今回も個人的な見解でしかありませんが、

「HCI作れます!!!」と高らかにうたっているのをみると、

だから何なのだ?と思ってしまいます。最近。

HCIは一つの道具でしかなくて、

それを活用してどうできるか、

どんな世界観を提供できるのか、

HCIを採用することで、次どんなことができるのか、

そういうところまで見据えて製品を選ぶべきだと思っています。


機能がどうこう書いている会社は、

恐らく、やっと自分が追いつきましたよ、と言いたいのでしょう。

それはつまり、まだ追いついたばかりですと自白している証拠です。

競合のことをしきりに言うのは、

まだ自信がないのかな?とも思ってしまいます。

勿論競争の上では競合を意識することは大切なことだと思いますが、

それは自分たちばかり見ていて、

利用者のことを見ていないのでは?とも感じてしまいます。

この先も含めて、どういう世界を提供してくれるのか、

大局的に見て製品を選ぶことを、

これからはぜひ、お勧めしたい。


そしてこの観点を持ったからこそ、

自分はNutanixに対して注力し、サービスを育て、

Nutanix Technical Championや

X-Menを頂くまで注力したいと考え、こだわり、

打ち込んだ理由でもあります。


今回は以上です。

2017年2月22日水曜日

Nutanixの見積はどこから取るべきか?

Nutanixの見積を取りたいとなった時に、

どこから取るのか、という話です。


基本的には購入される場合、リセラーさんから取得します。

http://www.nutanix.jp/partners/

こちらの一覧のうち、

エリート パートナー、プレミアム パートナー、リセラー

と記載されているところが、実際に依頼先になります。

ディストリビューターさんは、

リセラーさんが引く元になりますので、

ユーザさんは直接取得はできないことになってます。


複数パートナーに種類がありますが、

どこに依頼するかという話ですが、

基本的には単なるリセラーさんは、

パートナー登録をしたものの、

どの程度売っているかは読み取れないです。

活動されているところそうでないところ、混在しています。

じゃあエリートが一番売っているのか、

というとそういう訳でもなく、

エリートの会社は、流通含めて、

Nutanix社から直接仕入れる契約をしている場合、

エリート契約になるようです。

基本的には沢山売る意思はあって直接契約する訳ですが、

実態は会社によってある程度温度差はあるのではと思います。

ちなみに直接仕入れているというのは、

USの本社からドル建てで購入し、

為替のリスク、流通含めて準備されているということです。

商社さんだと他にもUSから引いているものがあるので、

そのスキームに乗せているのではと思います。

直接引けるから安いのでは?とも思いがちですが、

一応そういうものでもないことだけ、記載しておきます。



じゃあどこを選べばいいの?ということを考えると、

お付き合いしやすいところでいいのでは?とは思います。

最終的には今後のお付き合いなどもあると思いますので。

ただ、引く先によって得意なことも違っていたりするので、

リセラーさんに問い合わせる前に、

一度Nutanixさんに直接コンタクトをとって、

意見を聞かれるのが一番ではないかと思います。


今回は以上です。

2017年2月19日日曜日

如何に生産性を高めるか

今日はHCI全く関係ない話題です笑


いよいよ36協定にリミットが設定されてきて、

企業も残業時間にはセンシティブになってきました。

ただ、企業の業績目標が当然、落とせる訳ではないので、

如何に生産効率を上げるかは

重要な命題になってきます。

さて、経営者が一番やってはいけないと個人的に思うのが、

「個々人がもっと効率的に仕事をすれば、

 まだまだ生産性が上げられるので、頑張りましょう」

とだけ号令をかけること。

号令をかける人は意識していませんが、いわゆる精神論ですね。

そんな劇的に効率上がるなら、とっくの昔にやってますし、

方法があるならぜひ教えてくださいと言いたいですね。

確かに一定数は家に帰りたくないというオジサマなども

いらっしゃいますが、概ねボロボロになるまでは

働きたい人は居ないはず。

(と思ってますが、そうじゃない方ごめんなさい)

個々人が頑張って効率化できるのは、

集中力上げて、段取り見直して、数%くらいの効率化というところでしょうか。

(仕事の仕方が固まってない若手はもっといけるかも)



さて、生産性を如何に高めるか、

ということで考えると、やはり「やらないことを決める」

が答えになるのではないでしょうか?

・会議を2時間やるのをやめて、1時間にする

・社内報告の資料は1枚以上作るのはやめる

・レビューは1回以上はやめる

・何でも決裁を受けなければいけないルールをやめる

などなど。

心当たりありそうな事柄ばかりですね。

実際、勤務時間を分析することから始めると、

「稼ぐ以外の時間」をかなり使っているというのが、

日常じゃないかと思います。

よく会議が目の敵にされていますが、

他にも社内向けの資料作りの時間が山ほどあるはずですよ・・・?


豊田通商さんをはじめ、多くの会社が働き方改革を行う場合に、

まずやっているのが、「何に時間を使っているのかを把握すること」です。

http://www.jftc.or.jp/shoshaeye/pdf/201509/201509_19.pdf

時間を使っている業務特性は、

会社によって、部署によって大きく違いますので、

全社一律でどうこうしづらく、結果としてまずは、

実態を把握しましょう、ということになります。

これを把握しないまま進むと、

施策に効果がなかったり、なんとく目的も見えず、

施策が上手く機能しなかったりします。

人間、そんな優秀じゃないので、

ぼんやりしたままだと、イマイチやる気にもならないものです。

ということで、まずは、分析から。

普段皆さんお客様向けにはやってることですので、

自分達に向けてやるだけです!


もしこの分析をツールで補助するとしたら、

こちらのサービスを使ってみてください。

https://www.work-life-b.com/asamail


以上

2017年2月17日金曜日

Nutanixのサポートはどうなのか?

企業が比較的新しい製品を採用する場合に、

気になるのは製品のサポートですよね。

今では色々な製品が目まぐるしく出てきているので、

しっかりとサポートを評価できないままに採用して、

あとで困るというケースは多くないかと思います。

また比較的普及した製品でもサポートが塩対応なので、

困ってしまうケースも少なくありません。

このサポート問題がある為に、

あるソフトウェア製品では各SIerがこぞって競合に

シフトする、なんてこともありますね、実態として。


そういう意味では、製品評価する際に、

・扱っているSIerは長くその製品を扱っているか

・競合にシフトする流れはないか

・提案しているSIerは最近取り扱いを始めたばかりでないか

というような観点は少し考慮すべきかと思います。

あとは個人的にこだわりなのは、

・自社で採用して使っているか?(本番で)

という観点は、こだわるべきと思います。

だって、自社で使っていないのに、

その製品のサポートが優れているとかいないとか、

言及が難しいですよね?


さて、前口上はここまでにして、

Nutanixのサポートがどうなのかを記載します。

メーカーとしては、ネットプロモータースコアという、

ユーザの満足度調査で、

-100~+100のレンジの中、+90点以上という高いスコアを

出していることを一つの売りにしています。

※注意:Nutanixオリジナルブランドについて。
    OEM製品はOEMメーカーが独自にサポートを
    展開しており、この調査の範囲ではありません

アップルとか、他の企業ではここまでの値を出しているところは、

ないそうですね。

この調査自体は、日本ではあまり馴染みがないので、

凄さがわからないという話があるかとは思いますが(^^;

中の人に注目してみると、

実際仮想化などを長年やってきたサポートのプロたちが

採用されているようです。

確かに某メーカのJapanサポートを立ち上げた方や、

日本で2人くらいしかできない解析ができる人など、

日本トップクラスの方が、中の人をされています。

ですので、仮想化の話などは、本家のサポートより詳しいなんてケースも。

そういう方々が中の人をされていますので、

これまでサポートを受けてきた印象は、

他の追随を許さないレベルで、圧倒的にサポートがいいです。

これは肩入れというよりは、実感として、です。

また、グローバルサポートではありますが、

ちゃんと日本語で対応もらえるので、安心です。

色々なものがソフトウェア化する中で、

やはりユーザ側からは見える範囲が少なくなってきますので、

絶対にサポートの優秀さは重要です。

その観点で、Nutanixさんのサポートは、

一エンドユーザとして、

また買いたくなるレベルの満足度と言えます。



サポートに不安がある方は、ご参考までに。

単なるサポートだけじゃなく、

やはり運用含めて委託したいケースは、

国内で一つだけ専門の運用サービスもありますので、

活用してみるのも手だと思います。

https://www.tis.jp/service_solution/tispsnutanix/


以上

2017年2月15日水曜日

HPEさんのHCIビジネスはどうなるのか?

先日、HPEさんがハイパーコンバージド製品で、

2番手の会社さんを買収されましたね。


記事:米HPE、ハイパーコンバージドインフラの米SimpliVityを買収へ

http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1701/18/news060.html



現在HPEさんはStoreVirtualのVSAベースで、

ハイパーコンバージド製品を出されています。

HC250とかその辺ですね。

これまでNutanixのOEMを出すとか色々と選択肢が

噂されていましたが、

結果的には別の会社を買収した格好です。

当面は現行のシリーズを継続的に販売されるようで、

今後の動向はまだ決まっていないようです。

AzurePackの対応などなどあるので、

すぐにはなくせないですかね。


主要なサーバベンダさんのHCI取り扱いはこんな感じでしょうか。

HPE:StoreVirtual、Simplivity

DELLEMC:Vxrail、XC(NutanixOEM)

Lenovo:HX(NutanixOEM)

さて、各社の今後の戦略はどうなるのか、注目なのですが、

そもそも世界の主要なサーバメーカーが、

HCIに取り組んでいるという事実を、

改めて認識する必要があります。

Ciscoもそうですし。

つまりはそういうことなのでしょう。

仮想化のように、今後はHCIのビックウェーブが来るのかな。

富士通さんもVSANベースのものを出しており、

他にも話を聞きますので、

国産メーカーさんも今後本格的に参入してくるものと思います。


今回は以上です。

2017年2月13日月曜日

VSANはNutanixより優れているのか?

(内容はかなりライトです)

この議論は、個人的にはVDIにおいて、

CitrixとVMwareのどちらが優れているのかに

近しい議論なのかなとも思っています。

至極個人的なことを言えば、

その人が気に入った方を使えばいいのでは?

ということ。

某Blog記事で英語のBlogの翻訳が出ていますが、

http://blogs.networld.co.jp/main/2016/10/vmwarefud-nutan-ea8d.html

VMさんが言うように、

特別VSANが優れているわけでもないのかなと思います。

だって、VSANだって結局リソース食うのは同じですから。

アプローチの違いなどは勿論あり、

それぞれの長所があると思いますが、

最後は個人の好みじゃないでしょうか?(^^;

ただ、Nutanixは単にハイパーコンバージドしか

見ていないわけでないので、

同じ土俵で比べてはいけないとも思いますけど。

同じ土俵で比べた時に個人的には、

VMさんはイチイチHWセッティングなどあるので、

結局はハイパーコンバージドのメリット生きてないとか、

ストレージコントローラとハイパーバイザを一緒に

UPGRADEしたくないのですが・・・

とか色々あって、Nutanixに軍配かなと思ってます。

あとは意外と高いし、

v6.2というけど、実際v1.2じゃないですか・・・、とか。

運用目線では、むしろVSANが新参過ぎて怖い、

などという意見も意見があります。

いや、最後はお使いの方の好みでいいとは思いますが。



それと、最近気になること。

各社さん、あまりにNutanixさんを敵視しすぎて、

逆にNutanixがよほど良いものなのではと

ユーザ目線では勘ぐってしまいます笑

逆にNutanixさんは他社製品を特段意識していないのは、

見ている先が違うからですかね。


今回は、以上です。

Nutanix Community Meetup #16でお話ししてきました!

こちら↓のNutanix Community Meetup #16にて、

https://nutanix.connpass.com/event/48576/

少しお時間を頂き、お話しさせて頂きました。

NTC受賞者が3名講演する、という感じでした。

参加者かなり多くて、席も超満員。

なんだかまじめなムードが漂ってました。

少しネタも挟みましたが、

受けなくて辛かったwww


今回、自身はNutanixに関わりだして、早5年目ということで、

体験談を中心にお話しさせて頂きました。

第2世代のHWの頃の話や、

昔のバグ(かなり昔に修正済)の話などなど。

第2世代の頃になると、現在のJapanの社員の方も、

ご存じないですよね(^^;

初代はFusionIOを積んでいて、

第2世代からはIntelSSDに変更され、かつクアンタ製でした。

クアンタ製は少し筐体が長くて、

ラックを閉めるのが・・・というのはいい思い出です。


今回は時間の関係で昔話のみでしたが、

次回以降にNXとHXの比較やら、体験談の続きなど、

話をできたらと思っています。


他の方は、パーニクスの話だったり、

Docker使ってみた話だったりと、

三者三様で面白かったですね。


今回は、以上です。

2017年2月10日金曜日

Nutanixのアーキテクチャをどこで学ぶか?

Nutanixはオープンソースを中心に構成しているので、

それらを組み合わせてどう構成されているか、

アーキテクチャをすべて公開しています。

中身を公開するなんてすごい。


その珠玉の集大成が↓

(英語)
http://nutanixbible.com/

(日本語)
http://nutanixbible.jp/

基本的に英語が最新です。

どんどん更新されています。

教科書的にまなぶなら、

まずここを参照してみてください。


今回は以上です。

2017年2月6日月曜日

Nutanixで異機種混合する話

最近、投稿してかなりのビューを頂いております。

ありがとうございます。

それだけHCIなり、Nutanixの注目度が高いのだろうか。


さて本題。

今回は異機種混合の話。

Nutanixのオリジナルブランドでは、

NX1000系

NX3000系

NX6000系

NX8000系

などラインナップされています。

それぞれ搭載可能なスペックが違ったりします。

そこで気になるところが、

異機種混在可能なのか、というところ。

できるのか?


・・・できるんです!

理由はどの筐体に乗っているコントローラOSも同じものなので、

単一のクラスタを組むうえで障害がないからです。

単に筐体毎の搭載スペックが違うというだけ。

また、同じCPU世代でなくとも、混在可能です。

これもまた、HWとSWが疎結合だからできる話。

第4世代HWと第5世代HWが混在して本番運用というのも、

普通にできる話です。

事実、本番運用実績もあります。

なので、特にCPU世代の変更でHW世代が切り替わった時も、

混乱なく切り替わっていった印象です。

異機種混在における注意点は、

Block Awarenessという機能が使えない場合があるというところ。

この点だけは注意したい。


あと、OEM品との混在はサポートされていません。

NXならNX系のみ。

HXならHX系のみとHWの系列は分けて考えてください。


今回は以上です。

2017年2月5日日曜日

Nutanix系の資格まとめ(再び)

(2019/1/6追記 最新情報はこちらの記事へ)

資格の話を再び。

前回から随分時間が経ちましたので。


現在、無償資格は以下のカテゴリに分かれています。

①Sales Academy (営業系)
 - NPSR
 - NPSS
 - NPSC (受講には特価申請の複数件承認など、実務上の条件あり)
 - NPSX (招待と、英語でのプレゼン必須)

②System Engineering Academy(技術系)

 - NSEN
 - (今後、上位資格追加予定)


上記はいずれも無償で受けられる資格であり、

E-learningの受講とモジュールテストを受けていけばOKです。


その他、しっかりとした技術系の資格ということで、

以前から存在するNPPがあります。

こちらは資格としてはVMさんでいうVCPに該当する感じですね。

①②に掲載したものと比較すると、

難易度高めなので、実務経験か研修を受講してからの

受験になろうかと思います。


現在、Nutanixの技術トレーニングとして、

グローバルナレッジさんが研修を行っています。

https://www.globalknowledge.co.jp/reference/nutanix/index.html

自分はこの研修が始まる前からのNPP保有者だったので、

残念ながら受けていないのですが、

ハンズオンなどもあると聞いていますし、

教科書とかも貰えますので、

これからNutanixに携わる方は受けて損はないでのはと思います。


なお、あらゆる所が英語ですので、

そのあたりは英語の勉強と思って、頑張ってください。



今回は以上です。

2017年2月2日木曜日

AOS5.0で地味に嬉しくて、覚えておきたいこと


NutanixのAOS5.0がでまして、あちこちBlog等で取り上げられていますね。

華々しくSelf ServiceポータルやAcropolis Files Serviceなど掲載されていますが、

個人的に一番嬉しいのは、

Nutanix Guest Tools (略してNGT、48じゃないよ)の強化です。

※NGTはVMware Toolsみたいなものです。ざっくり
 ハイパーバイザにvSphereやHyper-Vを使う場合、必須ではないです。

実は以前のバージョンの頃から改善要求していたのは、

NGT入れるのに、Javaのランタイムが必要であったこと。

別にいいじゃんという声もありますが、

サーバのセキュリティ強度を高めたり、

諸々の観点を考えると不要な機能は導入したくないもの。

NGTの導入においてJava必須というのは、

サーバ構築の観点ではちょっと辛いなあという要件でした。

それが今回5.0でJava要らなくなった・・・・!

ということで、よりAHVを使ったサーバ仮想化案件が

現実的になったな。

あとはクロスHVのDRとかも。

マニアックすぎる注目ポイントでした。


今回は、以上です。

Nutanixのおかげで、見積が爆速になった話

現在、自分のチームでは、Nutanixの見積依頼がきたら、

手が空いていれば30分後には構成確定して、

ディストリビューターに見積依頼して、

翌日くらいには概算見積ができている、なんて状態です。


以前の3Tierではありえなかったスピード感。

今回の規模だとどのストレージがよいとか、

接続本数とか、オプションは・・・とか、

早い人ならすぐできますが、個人のセンスによるところもあるし、

メーカーさんにコンフィグチェックしてもらって、

なんてやっていたら、

1週間とか2週間とか平気で使ってしまうありさま。

(割と冗談じゃない)


Nutanixにしてからは、

仮想マシン情報から専用のサイジングツールで構成作って、

BOMと呼ばれる構成ファイルを出し、

ディストリビューターさんに依頼するだけの簡単なお仕事。

当初は自分だけしかできませんでしたが、

今では虎の巻的なノウハウを共有し、標準化もしたので、

チームでロードバランスしながら、見積対応しています。

使うツールもドキュメント、ルールが決まっているので、

誰がやっても大差ないアウトプットが出せる。

(おかげで早く帰れている!)


この仕組みを作ることができたのは、

Nutanix Sizerあってこそのもの。

生産性が爆上がりで、残業時間削減にも寄与しています。

ハイパーコンバージド、こんなところでも大活躍、でした。


今回は以上です。



(後日追記)

なお、Nutanixのところが早くなったのであって、

その他の従来通りのプロダクトのところは、時間がまちまちです。

標準構成に乗ってもらえれば早いんですけど。

2017年2月1日水曜日

VDIにはハイパーコンバージド、一択。

今回も体験談話。


自分はもともと、VDI導入案件のプリセールスを担当していました。

(今でも相談あればやります。)

過去、多くのケースで問題になっていたのは、IO性能問題でした。

お客様の社内業務やアプリやピークなど、

色々なことを変数として想定し、

ストレージのサイジングをする。

当然よくある話でリスクを考慮する。

すると、ストレージがとんでもなく大きくなり、高くなりすぎる。

かと言って、安さ重視にすると、性能問題を起こす。

バランスが非常に難しく、

最終的にはクライアントがリスクを背負って、

決めてもらうということになっていました。


世の中的にもやはりそういったケースが多く、

某社のファイルサーバ発端製品を使って、

よくIO問題が起こっていたのが2011年~2013年頃に導入された、

多くの案件で起こっていたという話は、

少なくないところから聞きます。



現在、自分のところに相談がくるVDI案件では、

IOPSはほぼ気にしていない、という状況です。

何故なら、ハイパーコンバージド(Nutanix)で構成するから。

コントローラが複数存在し、

それぞれが数万IOPSの性能を持っているので、

従来型と比較して、一桁違うIO性能を提供できます。

それゆえ余力がありすぎるので、

IOPSは気にせず提案することができるようになりました。

合わせて、クライアント側もリスクが大幅に軽減されています。

この一桁違う性能は、やはりハイパーコンバージドでないと難しいと思います。

All-Flashも結局コントローラがネックになるような話も聞きますので。

段階拡張というVDIにはベストなメリットもあり、

結果的にはハイパーコンバージド一択だな、と思っています。


ちなみにそんなに快適かというと、

SSDのPCに近い程度のDISK IOのデスクトップを

使うことはできるかなという感覚です。

現在レッツノートにSSD積んで使っていますが、

仮想の方もそれほど遜色ない印象です。

強いて言えば、vCPUは2Coreにしないと、

CPU的な問題で遅くはなりますが。


余談ですが、

1vCPU、2GB MEMで十分だと提案してくるベンダには

要注意。

自分たちで使ったことあるんかと疑いたくなります。

せめてメモリは3GBは必要です。(最低ライン)

あとは、1物理サーバに130デスクトップとか、

超高集積してくるケースもご注意くださいませ。


以上です。