2017年2月1日水曜日

VDIにはハイパーコンバージド、一択。

今回も体験談話。


自分はもともと、VDI導入案件のプリセールスを担当していました。

(今でも相談あればやります。)

過去、多くのケースで問題になっていたのは、IO性能問題でした。

お客様の社内業務やアプリやピークなど、

色々なことを変数として想定し、

ストレージのサイジングをする。

当然よくある話でリスクを考慮する。

すると、ストレージがとんでもなく大きくなり、高くなりすぎる。

かと言って、安さ重視にすると、性能問題を起こす。

バランスが非常に難しく、

最終的にはクライアントがリスクを背負って、

決めてもらうということになっていました。


世の中的にもやはりそういったケースが多く、

某社のファイルサーバ発端製品を使って、

よくIO問題が起こっていたのが2011年~2013年頃に導入された、

多くの案件で起こっていたという話は、

少なくないところから聞きます。



現在、自分のところに相談がくるVDI案件では、

IOPSはほぼ気にしていない、という状況です。

何故なら、ハイパーコンバージド(Nutanix)で構成するから。

コントローラが複数存在し、

それぞれが数万IOPSの性能を持っているので、

従来型と比較して、一桁違うIO性能を提供できます。

それゆえ余力がありすぎるので、

IOPSは気にせず提案することができるようになりました。

合わせて、クライアント側もリスクが大幅に軽減されています。

この一桁違う性能は、やはりハイパーコンバージドでないと難しいと思います。

All-Flashも結局コントローラがネックになるような話も聞きますので。

段階拡張というVDIにはベストなメリットもあり、

結果的にはハイパーコンバージド一択だな、と思っています。


ちなみにそんなに快適かというと、

SSDのPCに近い程度のDISK IOのデスクトップを

使うことはできるかなという感覚です。

現在レッツノートにSSD積んで使っていますが、

仮想の方もそれほど遜色ない印象です。

強いて言えば、vCPUは2Coreにしないと、

CPU的な問題で遅くはなりますが。


余談ですが、

1vCPU、2GB MEMで十分だと提案してくるベンダには

要注意。

自分たちで使ったことあるんかと疑いたくなります。

せめてメモリは3GBは必要です。(最低ライン)

あとは、1物理サーバに130デスクトップとか、

超高集積してくるケースもご注意くださいませ。


以上です。

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