今回も体験談話。
自分はもともと、VDI導入案件のプリセールスを担当していました。
(今でも相談あればやります。)
過去、多くのケースで問題になっていたのは、IO性能問題でした。
お客様の社内業務やアプリやピークなど、
色々なことを変数として想定し、
ストレージのサイジングをする。
当然よくある話でリスクを考慮する。
すると、ストレージがとんでもなく大きくなり、高くなりすぎる。
かと言って、安さ重視にすると、性能問題を起こす。
バランスが非常に難しく、
最終的にはクライアントがリスクを背負って、
決めてもらうということになっていました。
世の中的にもやはりそういったケースが多く、
某社のファイルサーバ発端製品を使って、
よくIO問題が起こっていたのが2011年~2013年頃に導入された、
多くの案件で起こっていたという話は、
少なくないところから聞きます。
現在、自分のところに相談がくるVDI案件では、
IOPSはほぼ気にしていない、という状況です。
何故なら、ハイパーコンバージド(Nutanix)で構成するから。
コントローラが複数存在し、
それぞれが数万IOPSの性能を持っているので、
従来型と比較して、一桁違うIO性能を提供できます。
それゆえ余力がありすぎるので、
IOPSは気にせず提案することができるようになりました。
合わせて、クライアント側もリスクが大幅に軽減されています。
この一桁違う性能は、やはりハイパーコンバージドでないと難しいと思います。
All-Flashも結局コントローラがネックになるような話も聞きますので。
段階拡張というVDIにはベストなメリットもあり、
結果的にはハイパーコンバージド一択だな、と思っています。
ちなみにそんなに快適かというと、
SSDのPCに近い程度のDISK IOのデスクトップを
使うことはできるかなという感覚です。
現在レッツノートにSSD積んで使っていますが、
仮想の方もそれほど遜色ない印象です。
強いて言えば、vCPUは2Coreにしないと、
CPU的な問題で遅くはなりますが。
余談ですが、
1vCPU、2GB MEMで十分だと提案してくるベンダには
要注意。
自分たちで使ったことあるんかと疑いたくなります。
せめてメモリは3GBは必要です。(最低ライン)
あとは、1物理サーバに130デスクトップとか、
超高集積してくるケースもご注意くださいませ。
以上です。
0 件のコメント:
新しいコメントは書き込めません。