2016年4月17日日曜日

Nutanix(ニュータニックス)の概要とモデルについて

ハイパーコンバージド製品の代表格の製品として名前が出るのが、

「Nutanix(ニュータニックス)」ですね。

最近国内でもマーケティング活動が盛んに行われ、

名前を目にすることが多くなってきたと思います。

あちこちのニュースサイトでも取り上げられるようになったので、

ご存知の方も増えていると思います。


ここでも簡単に掲載したいと思います。

一言で言えば、

「買えば、仮想環境がすぐ使える」製品です。

だいぶざっくりとした書き方しました(笑

とは言え、あながち間違いではないです。

オーダー入れてもらえれば、

お手元に届く時点で、仮想環境が使える状態で届きます。

(自社で納入する時はここにvCenterも入れてお届けしていたり)

実質すぐに使えます。

納入時点で、HyperVisorはインストールされ、

ストレージも構成された状態で届きます。

HyperVisor名やIP、データストア名は

事前にヒアリングをして、

業者側で設定を投入した上で届きますので、

後は使うだけ、という感じです。


では機械はどうなっているかというと、

スーパーマイクロ製の2Uに数枚のサーバノードが刺さった、

IAサーバの筐体のみです。

ストレージ機能は、この筐体に沢山刺さっている、

ローカルマウントされたディスク達が、
(ディスクはそれぞれ決まった数が書くサーバノードにローカルマウント)

ソフトウェアで論理的に構成され、

一つの大きなストレージプールとして構成されています。


今回はHWについて、もう少し書いてみます。


現在Nutanixの製品シリーズは大きく4ラインに分かれています。

1.1000系

このモデルはエントリークラスで、お試し導入や検証目的での導入に

主に向いています。

2Uに4つのサーバノードが搭載されています。

ディスクが3.5インチで搭載本数が少なく、

分散が少ないので、障害時が・・・という点も気になる機種。

検証用途でおすすめします。


2.3000系

メインストリームの製品です。

多くのケースではこのシリーズでの導入を行います。

2Uに4つのサーバノードが搭載されています。


3.6000系

ストレージを多く使いたい時のモデルです。

ローカルストレージが比較的大容量のものを搭載しています。

2Uに2つのサーバノードが搭載されています。


4.8000系

コンピューティング、ストレージとも性能がほしい場合のハイエンドモデルです。

こちらも2Uに2つのサーバノードが搭載されています。


※7000系がありましたが、GPUモデルは3000系で搭載モデルが出てくることに

※現在は確かhaswellベースが第4世代です。



必要に応じて、機種を選択して、組み合わせ、ということになります。

異機種混在でクラスタを組むことも可能です。

ただし、スペックが異なることで障害時のリソース予備については、

設計上考慮が必要ですので、ご注意くださいませ。

なおHWスペックが異なっても、

搭載されるOSは一緒ですので、

全く同じように管理できますので、その点は安心ですね。


ただ、古いソフトウェアバージョンだとBlock Awarenessの機能関連のアラートで、

構成ノード間のディスク容量が大きく違う場合に、

アラートが出てしまうという事象があります。

その辺もちょっと気を付けたいポイント。


今回はこのくらいで。

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