2017年10月9日月曜日

【要チェック!】HCI選び、本当にそれでいいの?!

あちこちの案件で増えてきたハイパーコンバージドインフラ(以下、HCI)の採用案件。

主要メーカー各社ともHCI製品を展開し、

ますます盛り上がりを見せています。

盛り上がりと選択肢多様化の一方で、

実際は玉石混合なのが今の市場の状況。

では、どういう観点で製品を選ぶべきなのか、

悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

今回は、HCIは使おうと思ったものの、

選びきれない方に向けて、

4つのポイントでご紹介します。


1.製品は安定しているか

HCI製品はどれも、ソフトウェア技術に支えられています。

ソフトウェアと言えば皆さまピンとくる、バグ。

どの製品もソフトウェアでできている為、

ハードウェア製品に比べてバグが発生しがちなのは、

皆さまも感覚的に気になっていると思います。

実際の案件で見ても、確かにバグが発生しています。

致命的なもの、軽微なもの様々です。

人間の作ったものですから、

当然100%は有りませんが、

ここで重要なのが、

「バグが出尽くして安定まで至っているか」

という観点です。

各社製品が出てからどのくらい経っているか、

過去にどんなバグが出て、解決されたか、

といった情報を集めてみてください。

ちなみに製品のバージョンは信用してはいけません。

製品によっては途中のバージョンで

アーキテクチャがまるっきり変わっているものがあります。

名前がそのままなだけで、中身は別物です。

ですので、バージョンの数字が大きいからと安心せず、

キチンと成熟しているかを評価しましょう。



2.保守サポートが満足できるものか

ソフトウェア中心になるので、どうしてもユーザさんから

見えない部分が多くなります。

物理サーバが仮想化された時に、

目に見えなくなったのとかなり似ていますね。

見えないものに対して重要なのが、サポートです。

そのメーカーがどんなサポートを提供しているのか、

よく確認してみてください。

満足度の高い保守を提供することを約束してもらえるか、

例えば実際にその製品を使っている会社に、

サポートがどうなのか、聞いてみるのもいいでしょう。

また、普段そのメーカーの別製品を使っていれば、

自ずとレベルがわかるかもしれません。

サポートは重要な観点として、

充実したものが提供されるのか、

十分情報提供を受けましょう。


3.HCIのメリットを最大限享受できるのか

そもそもHCIを採用することになったのは、

HCIに期待する効果があった為だと思います。

本当にそれらの効果が得られているでしょうか?

運用管理の負担が下がりそうか、

拡張が簡単か、制限がないか

基盤更改をシンプルにしてくれるか、

性能は高くなるのか、

など、観点は様々だと思いますが、

本来の目的が満たせているのか、

ぜひ確認してみてください。



4.顧客満足度は高いか

サポートなどかなり総合的な評価になりますが、

顧客満足度を聞いてみてください。

これはHCIに関わらずその製品を採用してよかったと思えるか、

ユーザの声を聞いてみてください。

1~3のすべての観点が十分満たされていて初めて、

これらの満足度に反映してきますので、わかりやすい観点です

ここでの注意は、採用したての企業に

意見を求めてはいけません。

採用したての場合はまだ実態が伴っていない場合があります。

ぜひ採用してから1~2年つかってみた感想を

聞いてみるのがベストです。

思わぬ話が聞けるかもしれません。



いかがでしたか。

比較というと、ついつい細かな機能を比較しがちですが、

使ってよかったといえる為のポイントをまとめてみました。

比較検討の際に考慮してみてください。

今回、は以上です。